キングスフィールド3 攻略 / 登場人物
レオン・ショア(クイスト)
説明
優れた水晶職人であるハーフエルフ。
メラナット島でアレフと友人になり、その紹介でヴァーダイトの城に住んでいた。
アレフ殿が命を懸けた封印の効力も今ではだいぶ薄れてしまい、魔物の数も日を追って増えているようです。
アルフレッド王が封印を破り、国を闇に包んでしまうのもおそらくもう先のことではないのでしょう。
あの封印の日から10年、あなたの成長を見守り、宿命である旅立ちの日が来る時を待ち続け、また同時に恐れていました・・・
私の最後の剣、このエクセレクターを共に持っていって下さい。私はこの場所で、この旅が正しき光に導かれるよう祈っています。
アレフ殿の魔力のうち、光の魔力は封印の際失われましたが、アルフレッド王の血を引く故、わずかにあなたに受け継がれたようです。
残る4つの魔力はそれぞれの魔導師に託され、あなたに伝承するその日を待っているはずです。
4つの魔力は、城の封印を解く鍵であるムーンライトソードを手にするために必要なのです。今あの剣は、4人の魔導師により、アレフ殿の墓に封じられています。
それと同時にイシリウスの証といわれる物を見つけなければなりません。
それらがどこにあるのかは私も知りませんが、王により誰かに預けられているはずです。
イシリウスについては、いずれまたお話しますが、その3つの証は、あなたがその定められた宿命を果たすために必要な物なのです。
私がお渡ししたエクセレクターは、あなたとともに成長し力を増します。
いずれその力が必要となる日が必ず来ます。
イシリウスの証が3つ揃ったなら、成長した剣と共に私の所に持ってきてください。
イシリウスの話をしましょう。
ル・ア・イシリウスは私たちエルフの始祖といわれ、ヴァーダイトの東地の果てともいえる場所で竜王草の木を見つけ、何かを知ったのです。
今から数千年も前の話ですから、それが何であるかは伝えられていません。竜王草の木を見つけてからのイシリウスは、取り憑かれたかのように働き、その時にイシリウスの証も彼の手によって作られたのです。
その他にも彼はこのヴァーダイトの各所に建物を残しています。その建物からは泉がわき出ているのですが残念ながらこのクイストにある泉は壊れています。
イシリウスの3つの証は1つになることで、イシリウスの鍵となります。
この鍵を作れるのはエルフの職人だけで、その作り方は連綿と伝えられてきました。
今この国で鍵を作れるのは私だけです。私も自分の力だけでそれを行うのはかないません。その時こそ、私がお渡しした剣が必要となるのです。
その剣はあなたとともに成長し、真の姿となったときその力を発します。
思えば王が変わられる直前に、私を呼んで言われたことは、この時が来るのを知っていたからなのでしょう。
王の最後の言葉はこうでした。
「私には国の平和を守る事はできないかもしれない。やがて新しき王となる我が子には、イシリウスの鍵が必要となるであろう。その時に作ってやってくれ。
イシリウスの証は私が選んだ者達に託しておく。それを探すのはあの子の使命となるだろう。アレフにも、よろしくと伝えて欲しい」
ついにその日は着実に近づいてきているのですね。
森の長オーデにお会いに行ったのですね。みんなが他国へと逃げる中、ただ一人森に残ったとは聞いていたのですが。
オーデも知っているのです。シースが聖なるものではない事を・・・
しかしこんな事はエルフの口から出てはいけないのです。この数千年崇拝してきたのですから・・・
オーデにお会いになったのなら、オルラディンの話もお聞きになりましたね。イシリウスとオルラディンが運命の鍵となる事もお分かりになったと思います。
オーデもそうですが、あなたに希望を託しているのは私だけではない事を分かってください。
残りのイシリウスの証を手に入れ、早く私の所へ持ってきてください。もうあまり時間がありません。
もうわずかな時間しか残されていません・・・
ナパ・リッシュボーン(クイスト)
説明
昔から宿屋を営み、客が殆どいない今になっても頑固に宿屋を続くている。アルフレッド王がまだ若い頃、ここに泊まった事があり、その事を自慢していたが、王の変貌後その話はしなくなった。
いよいよ出かけるらしいの。
知り合いからお金を取るのはつらいんだが、150Gで結構じゃ。
商売だから悪く思わんでくれ。
お前の母さんの墓は、エドがいつもきれいにしてくれておる。
アルフレッド王には良くしてもらったらしいしの。
ここの裏手にある墓所の扉は奴に開けてもらったらいい。
ここらを護ってくれたロドムがいうには、この宿に泊まるとこれからやるべき事を夢に見るらしいの。
おまえはどうかな。
わしも年さえとってなければいくらかの手伝いはできるんじゃが・・・
まあ、ゆっくり休んでおくれ。
宿屋というのは誰にでもできる、というわけじゃない。
ただ寝たからといって、疲れがとれるというものではないからの。
国じゅうこんな状態じゃ宿屋なんぞやっとってもしょうがないが、他にやることがあるわけでなし・・・
だれもが国に再び活気が戻る日を夢見ている。頼んだぞ。
おまえの母さんは美しくて優しい人じゃったのにわしらの力では救ってやれなかった。
ここでの生活はよほど大変だったんじゃろうな。
王のせいではないと、レオンさんから聞いてはいるが、悲しい出来事だったの。
疲れたときはいつでも寄っておくれ。
わしはいつまでもこの国にいるつもりじゃ。
守備隊とかがいた頃は良かった。
何しろここで休むのが一番、とみんなが喜んでくれたんじゃ。
守備隊のみんなとはもう会って話しをする事もできなくなってしまった。
本当につらい戦いだったの。
元気な姿でここに帰ってきておくれ。
オルコ・スタイン(クイスト)
説明
魔物があふれてもなお、この地を離れようとしない。それは90数余年住み慣れたヴァーダイトを死に場所と選んだからである。
いよいよ城へ向かう時が来たのか。
今では城の様子もよく分からんから十分気を付けてな。
前に話したかどうか・・・、北側のロドムの防護壁は6年程前、守備隊によって作られたものだ。
わしらが今こうしていられるのも、あの壁のおかげだ。
壁の向こうは古戦場と呼ばれていて守備隊が魔物と戦っていた。
守備隊といっても、かき集めのそりゃひどいものだったが・・・
思い出したくもないが、本当につらい戦いだった。
壁が完成し魔物もほとんどいなくなったが、代償は大きく、残ったのはロドム隊長他数名の者だけだった。
ロドム隊長はそこの石像が示す通り屈強な戦士だったが、部下や仲間を失い、終わりのない戦いに疲れ果てなにか思い悩んでいる様子だった。
ロドム隊長が単身城へ向かったのはそれからしばらく後のことだった。
その後どうなったかは知らないし、分かりようもない。
国のためを思い戦ってくれた勇敢な戦士だったんだが・・・
エルランド・バスケスという魔導師が、戦い始めの頃一緒に加わっていたが、何か大切な役目があるとかで戦いから退き、ロドム隊長に命じられた兵が護っていたらしい。
大切な役目とは、おまえさんに関係することかも知れんな。
ラルーゴにある毒の通路にはもう行ったか。
シルバーリングがあれば、怖いものはないんだが、なかなか手に入らんからな。
あの通路では毒だけでなく、変な病気にかかる事がある。
吸血草があればだいたい治るが、今はあまり見かけんようになった。
熔岩の側に生える事が多く、ラルーゴに昔はたくさんあったんだがの。
毒には十分気を付けてな。
ずっと東の方にドワーフ達がおっただろ。
ほとんど逃げてしまって今はどのくらい残っているか分からんがけっこう有名な鍛冶屋がおる。
あの辺の洞窟は、あそこに住むヘルワームが造ったものらしいが、ヘルワームってのはヴァーダイトを腹に持っている事がある。
魔導師達が次々とヘルワームを捕まえたんで、もう他では見なくなったな。
あの辺りでブロミウスが出るなんて話が広まったが、あんな色の岩にブロミウスがあるわけがない。
やっぱりあるとしたら、ガランの地しかないだろうな。
けど注意しろ。ガランにはガランリザードっていう魔物がおって、そりゃ危険な奴らだから、できれば行かん方がいいな。
あんたには果たすべき使命があるんだし。
ともかくこの国を救ってくれ。
氷の平原の近くには死の通路っていうのがある。
中には王家の宝箱を開けるための、聖王の鍵が隠されているという話だ。
あんたしかし立派になってきたの。
王になっても、わしの事を忘れんでくれよ。
アルマ・ルナンド(クイスト)
説明
元は城の近くに商売をしていた。封印の日に、レオンに従い逃れてきたのだが、隣国のグラナティキへ渡った家族とはぐれてしまった。今では家族との再会を生きる糧としている。
お役に立つ物があれば、どうぞお求めください。
武器を選ぶことでいくらかでも闘いやすくなると思います。
私には魔物と闘う事などできませんが・・・
魔物と言えば、一時この辺の魔物を全て退治してくれた英雄を讃え村人により石像が建てられました。
名をロドムといいそれは勇敢な方でした。
ロドムさんがいなくなってからは、状態は悪くなるばかりで・・・
城へ向かわれるのなら、十分注意して下さい。ロドムさんも城へ向かったまま戻ってきていませんから。
いくらかのお金が用意できたら、隣国のグラナティキへ行こうと思っています。
この国に昔のように旅人が訪れ、活気が戻る日は来るのでしょうか。
平和な、そして美しいこの国を取り戻してください。
早く家族に会いたい・・・
ソニア・レアティ(古戦場)
説明
元は北の海近くで宿屋を営んでいた。息子は守備隊に志願し、ロドム隊長のもとこの地に赴いたが、連絡が途絶えたため、宿屋をたたみ息子を捜しにきている。
私はソニアといいます。どこかで見た方だと思ったら、レオンさんの所にいた人ですね。
息子を捜しにここまで来たのですが魔物が多くて進めません。
どうかこのおまもりを息子に渡して下さい。
あの子にはこれが、どうしても必要なのです。
この所、息子が動けずに苦しんでいる夢をよく見るんです。
どうもありがとう。これであの子もやっと解放されました。
私にはもう必要ないので、この地図を差し上げます。
あなたの無事を、心からお祈りしています。
私の知り合いにスレットさんという方がいます。
ロドム隊長を待っているそうですが、もしも会ったなら、息子は任務を無事遂行したとお伝えください。
早く自分の家へ帰りたい・・・
私が住んでいたのは、海の見える、それは良いところだったんです。
王様が変わられてしまったとき魔物が現れはじめ、私の故郷は雪でおおわれてしまいました。
その上、海辺がくずれてガケになってしまったのです。
あんなにきれいな浜が続いていたのに・・・
私はそこで宿屋を営んでいました。
その頃はたくさんの人々が訪れ、望む景色は、この国自慢のものだったのです。
晴れた日には遠くにメラナット島が見え、言葉では言い表せないほどの美しさでした。
ところがあの日から空は灰色に染まり、晴れることなどありません。
子供の頃などは、よく浜辺で遊んだものでした。
いろいろなものが流れついて、ときには異国のものまであったりして・・・
今では夢のような話ですけど。
年寄りの昔話など聞かせてごめんなさい。
なんだか他人の気がしなくて・・・
また寄ってくださいね。
お体に気をつけて・・・
ミーナさんに会いましたか?
あの子はとても良い子ですよ。
昔よくお父さんと、私の所に泊まりに来ていました。
王様が変わられる少し前だと思いますが、ミーナのお父さんがブロミウスを探すといって出かけたまま戻らなかったのです。
私のやっていた宿屋の東側にガケがあって、その向こうにはガランと呼ばれる地があるそうです。
行ったことはありませんが。
しばらくミーナは私の所で待っていたのですが、あの封印の日の騒ぎでどこかへ行ってしまいました。
あれ以来ミーナとは会っていません。
元気でいると良いのですが・・・
また昔話をしてしまいましたね。
また会える日を楽しみにしています。
そうですか・・・、ミーナが・・・
すべての悲しみは、あなたの父上が変わられてしまったあの日から始まったのです。
いえ、あなたをせめているわけではありませんからね。
みんなの、そしてミーナの願いをかなえる、そんな力があなたには与えられている気がします。
どうか元気を出して頑張ってください。
やがて平和が訪れ、あなたが王となって国に人々が戻ったとき、みんなにあなたのことを話してあげようと思います。
エド・ノイマン(古戦場)
説明
元々となり村の墓掘りとして働いていたのだが、ロドム隊長との約束でこの戦場で命を失った者たちの墓を掘っている。
あんた何でこんな所まで来たんじゃ。
最近また魔物が現れ始めておるから早く家に帰った方がいいぞ。
がい骨どもがうろうろしとるから、剣よりモーニングスターのほうが有効じゃ。
グレイブポットのように剣のほうが効くのもいるから武器をうまく使い分けないといかんぞ。
ここらの死体はみんな魔物にやられたもので、けっこう昔のやつじゃ。
わしはロドム隊長との約束で、みんなを弔うため墓を掘っておるんじゃ。
たまには死体から、いくらかの物は頂いておるが、どうせ彼らが使う事はないんじゃし。
わしは趣味で、掘り出し物を扱っておる。
たまに寄っておくれ。
あんたとうとう城へ向かうことになったらしいな。
それなら母上の墓へ寄って報告でもしてきたらどうじゃ。
生きていればいつかいいこともある。
無理はしないことじゃ。
これだけ多くの墓を作っておるが、ロドム隊長の墓だけは絶対に作りたくないのぉ。
とにかく毒を持った奴らが多いから早くシルバーリングを手に入れる事じゃな。
でなけりゃ毒消し草を山ほど持ってないといかんぞ。
わしの扱ってるのは高価なものばかりだから、なかなか買えんじゃろうが、なにか見つけたときには買ってやるから持っておいで。
だいたいいいものは、みんなわしんとこに集まってくるんじゃ。
わしの持ってる灼熱の杖と対になる静寂の杖というのがあるらしい。
見つけたら高く買うから、ぜひ持ってきてくれんか。
こんな暮らしじゃそんなことだけが楽しみでな。
ノエル湖にはヴォルガード、カズンの村にはドラゴンヘッドがあるらしい。
この手の話に関しては、わしの情報が一番確かじゃ。
そうそうアクエリアンブーツは毒の通路にあるのは知っとったが、どれもこれもそう簡単に手に入るものじゃないがね。
一度は手にしてみたいものだ。
ガラン族の末裔がガランテスだという話があるがどうかな。
ガランテスはほとんど知能を持っておらんが、ガラン族というのは非常に高い知性を持っていたらしいからな。
いずれにしてもガラン族は魔法が不得手で、剣による戦闘を好んだらしい。
そのために敗れ、滅んだという話だ。
魔法というものは各属性の精霊の力を借りる事、剣の戦においても大切なものじゃからな。
この話はロドム隊長からの受け売りだがな。
まあそんな話は別として彼らガランの武具、グランダルというのはすばらしいという事だ。
一度は見てみたいのお。
それにしても、いったいいつまで墓を掘り続けないといかんのかな。
エルランド・バスケス(古戦場)
説明
火の属性を託された魔導士。古戦場でライルを待ち受けている。
アレフと共にヴァーダイト城を封印した魔導師の一人。
幾夜この日がくるのを待ち望んだ事だろうか。アレフ殿の力がひとつ、この火の属性、受け取るが良い。
アレフ殿の願いしかと届けたぞ。
これから先つらい事とはいえ、宿命という定めには逆らえまい。
ドリー・スレット(守備隊兵舎)
説明
ロドム隊長腹心の部下として、数々の戦地に赴き、多くの人々を救ってきた。ロドム隊長が城に向かった時、怪我をして一緒に行けなかった事を酷く後悔している。
私はここで5年以上も暮らしている。
隊長が城へ向かった時、けがをしていた私はただ一人、ここに残った。
無念の思いが、お前に分かるか。
けがが治ってからは、戦友の墓を作り続け、隊長の帰りを待っているがもうほとほと疲れ果ててしまった。
この地下兵舎には、何カ所かに兵を鍛えるためロドム隊長の作ったしかけがある。
あまり使われないうちにみんな死んでしまったが・・・
牢の手前の部屋からマトが見えるはずだ。
あのマトを弓で射るだけなんだが、なかなかうまくいかなかった。
まあ兵と言ってもほとんどが一般の村人だったのでしょうがないんだが。
そういえば、村の人がロドム隊長の像を造ったとき、「隊長の剣が手に入るしかけを作っておいた」なんて言ってたけどな。
隊長の剣シルヴァリオンは、ソードマスターの称号と共に最高の剣士に与えられるもので、隊長がグレイン殿から譲り受けたものだ。
たしか王の父上ハウザー殿も使用していたと聞いている。
隊長は屈強なる戦士ではあったが、しかけを作ったりする細かい仕事が得意だった。
あの戦いの時、ここには多くの兵がいた。
つらい戦いであったが、友との語らいが安らぎを与えてくれた。
なのに、なぜこんな事になってしまったのだろう。
私はずっと前からロドム隊長の側にいて、城でも王の護衛をしていた。
あの時の王といったら、とても人間とは思えぬ姿だった。
そういえば城に閉じ込められた兵達はどうしているだろうか。
城に巣くう魔物はこの辺りの奴らとは比べものにならぬくらい手強いということだが。
王に何が起きたのかは、今でも私には分からない。
この国に平和が戻ろうとも、死んでいった友たちが戻るわけではない。
悲しいことだ。
あまりのひどい状況に、逃げ出す兵もいた。
隊長は嘆き心を鬼にして、牢を作らせそれらの兵を・・・
ところがある日その牢の鍵が隊長の部屋から盗まれてしまった。
我々に気付かれずに隊長の部屋から持ち出せるはずないのに・・・
おかげで出してやることができなくなってしまった。
戦いの最中で牢を壊すこともできず閉じ込められ死んでいった兵達の声が今でも耳に焼き付いている。
この兵舎の中には、ドワーフの作った強い武器なんかもあるはずだ。
あの戦いの時にはドワーフやエルフも協力してくれた。
ドワーフのグーリンが作ったという武器なんかもあったが、あまりに重くて使いこなす者もいないまま、どこかへいってしまった。
そういえば、隊長が一度話していた事がある。
その時が来たら、ライル様に剣の技を教えなければならないと・・・。
王があのようになられ、アレフ様が亡くなられた今となっては技を教えられるのは隊長と、王の父上の友人で王の剣の相手でもあったグレイン殿だけであろう。
グレイン殿はどこかの戦場で今でも戦い続けていることだろう。
私はこうやってここで果ててしまうのだろうか。
剣の話でもしようか。隊長の剣シルヴァリオンの事は前にも話したが、他に優れた剣と言えば、ギーラの剣ムーンライトソード、シースの剣ダークスレイヤー、ハイエルフの戦士メレル・ウルの剣、あとは王の愛剣トリプルファング、他にもあるがね。
隊長の副官だったケインの、フレイムの名がついたロングソードもまあ有名かな。
どうせ私などには縁のないものだが見るだけでも見てみたいものだ。
きっと隊長ならば扱う事も可能だと思うが、隊長は今頃どうしているのだろう。
私はこうやってここで果ててしまうのだろうか。
ディエス・パティール(オーデの森)
説明
歴史や伝承を詩とし綴っている。しばらくはアルフレッド王の元に留まり話し相手となっていたが、王に変化が訪れる直前に城を出た。
これはライル様。
王からお預かりしたイシリウスの目を渡すためお待ちしていたのですが、森の長オーデの送った妖精にオーデの杖と交換され
てしまいました。
森へは何度か行ってみたのですが、迷ってしまいオーデに会う事が出来ません。
魔物もいるので今ではあきらめていました。
交換したこのオーデの杖を差し上げますから、イシリウスの目を取り戻してください。
イシリウスの目をなくしたとあっては、王にあわせる顔がありません。
どうぞそのイシリウスの目はお持ちください。
それがアルフレッド王の願いだったのですから。
イシリウスの証が3つあるというのはご存知だと思いますが、後の2つがだれに預けられたのかは私も知りません。
王が即位して間もなくオルラディンという大魔導師の使者が、城を訪ねてきたのです。
オルラディン自身は大昔に亡くなっているのですが、その使者は数千年の間アルフレッド王が現れるのを待っていたそうです。
そしてイシリウスから預かったという、3つの証を王に渡し、あっという間に崩れ去りました。
王は私に、これらは私のためのものではない。
いずれ生まれる次の王のためのものだ。
これを伝える事がおまえの務めとなるだろうと、言われたのです。
そして今、私はその務めを果たしているのです。
イシリウスという名前はそれまでに一度も聞いたことがありませんでした。
ですから王がそのように言われた時非常に驚いたことを覚えております。
その使者を送ったオルラディンという魔導師については、あまりよく知られていません。
旅をしている私ですら、ほんの少し耳にした事があるだけです。
エルフ達の間である程度の言い伝えはあるようですが・・・
やがてあなた自身で知る日が来ることでしょう。
私が城の近くで、最後に見た事についてお話ししましょう。
それは聖剣ムーンライトソードについてですが今あの折れた剣はアレフ様の墓に封印されています。
4人の魔導師がそれぞれの属性を持って封印したもので、それ故4つの属性魔法を扱いえる者だけが、その封印を解くことができるのです。
そしてその剣を手にしなければ、アレフ様の封印を解いて城に入る事が叶わないのです。
4人の魔導師が祈りの丘に立つ姿は何かもの悲しく寂しいものでした。
その後4人の魔導師達は、あなたが訪れる日を待つため、それぞれの地へと去っていったのです。
王が変わられてしまった事、アレフ様が亡くなられた事、そして多くの民を失った事、彼らはその悲しみを背負ったままこの10年間待ち続けていたのです。
私からあなたに伝えることはこれですべてです。
どうか王を救ってください。
あなただけが頼みなのです。
オーデ(オーデの森)
説明
別名森の長。ヴァーダイトの美しい森をこよなく愛し、始祖イシリウスを知るハイエルフ。
ライルよ、城へ向かう前にどうしても話をしておかなければならぬ事がある。
そのため妖精を使い、いたずらをしたのだ。
そなたの父アルフレッド王は、手にしたイシリウスの3つの証を、いずれそなたの手に渡るようにと3人の者に預けた。
その内の一つが、イシリウスの目だ。
3つの証からイシリウスの鍵が作られる。
ただし作れる者は今はレオンしかいないが・・・
イシリウスの目を持って行きなさい。
それとこの地図をやろう。森と風の妖精の力により、正しき道へといざなってくれるであろう。
イシリウスの証はそれぞれが、イシリウスの建てた金色の泉へと通ずるものでもある。
ライルよ、早くイシリウスの3つの証を揃えるのだ。
森の奥にはハーバインⅢ世が造った風の館がある。
7〜8年前、風の魔導師ベルニーニ・ルトナがそこへ向かったので、まだいるはずだ。
風の館には風の魔力を持たない者は入る事ができない・・・
入れたとしても、ハーバインⅢ世が残した魔物が溢れているという話だから、よほどの者でなければ生きては帰れまい。
執事のルディ・クラックが館の入口にいるはずだが、数百年前からああしている。
ハーバインⅢ世が滅んで以来館の中は暗闇に包まれていると聞いている。
こうしている間に城の封印も解けようとしている。
急いでイシリウスの証を探さねばならんぞ。
とにかく急いで探し出すのだ。
ル・ア・イシリウスは、我らハイエルフの始祖であり、真理に触れ力を手にした。
アルフレッド王もわずかにその血を引き、それ故の力を持っていた。
過去にイシリウス以外で力を手にした者はただ一人、大魔導師といわれたオルラディンだけだ。
そなたは宿命を果たすため、その力を手に入れる必要がある。
今まさに封印は解けようとしている。
その3つの証を早くレオンに届けるのだ。
レオンにも残された時間が、もうない。
我らエルフの願いのためにも急いで欲しい。
思えばすべては我らの責任かも知れん。
レオンによろしくな。
自らの宿命をはたす時は目前にせまりつつある。
すまんが、どうか我らの過ちが繰り返されぬようにしてくれ。
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